《2015歳時記:秋季行事編②~新聞掲載 about 海の遺徳に学ぶ》 ― 2015年12月31日 23:07
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東山の森 ArkURL
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和歌山県御坊市岩内にある岩内1号墳は、横穴式石室を持つ、日本史歳晩期に造営された全国でも数少ない終末期古墳の一つです。昭和24年頃(1949年)に行われた発掘調査で、木棺に塗られた漆の破片や(銀線蛭巻太刀)、(六花形の鉄製棺飾金具)などが石室内で発見され、昭和54年度 (1979年)の調査では、版築(粘土を突き固める)という技法で墳丘の盛土が造営されていることや被葬者を安置した床面が7世紀後半頃に作り直されていることがわかりました。被葬者は、木棺に棺飾金具や全国的にも数少ない漆塗の装飾がされていること、副葬品(銀線蛭巻太刀)・造営の技法(
版築)などから、658年蘇我赤兄の謀略あるいは中大兄皇子(のちの天智天皇)の陰謀によって、紀伊の牟婁温湯(今の白浜温泉)に滞在中の中大兄皇子のもとに謀反の罪で連行され、処刑された悲劇の皇子「有間皇子」(640〜658年)とされています。
この度、岩内1号墳に近接し、東山池を臨むこの地に「東山の森 Ark」準備室を開設致しました。岩内一号墳、有間皇子に関わる様々な顕彰、関連資料の集積、そして界隈の地に有する古代かなめの時代を紐解く研鑽を積み、当地に集って頂ける環境創りと発信(HPと併せて)へ取り組みます。
皆様のお声やご希望、様々にお寄せ下さい。
当地着眼からでしか得られない貴重な発信を形成したいと思います。
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